デスク周りの収納|天板上・天板下・側面の3面を寸法と耐荷重で選ぶ方法
今の机に収納を足したい人は、天板上・天板下・側面の3面に分け、天板の厚みと製品ごとの耐荷重を先に照合します。置く面を決めてから、取り付く条件と収納する物の寸法が合う製品を選びましょう。

天板に小物が残るからといって、空いて見える場所へ収納を足すだけでは選びきれません。モニター台の引き出しに物をしまうのか、天板の裏に引き出しを取り付けるのか、使わない機器を側面へ移すのかで、測る場所が変わるためです。
クランプ式とは、天板などの縁を挟んで固定する取り付け方式です。収納用品の横幅だけでなく、挟む部分の厚みと形状が選択の入口になります。CR-24のように、背面のパネルなどで天板を挟めない机には取り付けできない製品もあります。
出典:サンワサプライ CR-24 液晶モニタアーム(2026年9月17日確認)。
机そのものをこれから用意する人は、机・椅子の構成と予算を考える在宅ワークデスクのガイドが入口です。ここからは手元の机に収納を追加するために、メーカーの寸法表をどう読めばよいかを整理します。
天板の上には、何を載せると収納が増える?
小物の収納も兼ねるなら引き出し付きモニター台、モニターの台座が占める場所を見直すならモニターアームを検討します。 前者は収納する箱の寸法、後者は机とモニターの取り付け条件から選びます。
モニター台は総耐荷重だけで選んでよい?
総耐荷重とは別に、天板と引き出しそれぞれの上限を見ます。サンワサプライの100-MR166は、総耐荷重10kgに対し、天板は8kg、引き出しは各1kgです。
出典:サンワダイレクト 100-MR166 モニター台(2026年9月17日確認)。
この内訳なら、引き出しは文具やカード類などをまとめる候補になります。大きな引き出しがあるからといって、重い物をまとめて入れる判断には進めません。片方を空けておけば、もう片方の上限を増やせるという読み方もしないことです。収納したい物を先に集め、その重さを引き出し単位で照合します。
100-MR166の外寸は約幅540×奥行250×高さ125mmです。引き出しの内寸は、小が約幅157×奥行223×高さ40mm、大が約幅338×奥行223×高さ40mmとなっています。
出典:サンワダイレクト 100-MR166 モニター台(2026年9月17日確認)。
机に置けるかは外寸、物が入るかは内寸で判断します。 商品全体の幅を、そのまま収納できる幅として使わないことが大切です。入れたいケースや文具を並べる際も、横幅だけでなく高さまで測れば、引き出しを閉められるかという判断につながります。
モニター台を検討する段階では、引き出しへ移す小物と、天板に残す物を分けておくと比較が進みます。収納先が決まっていないまま台だけを足すのではなく、何をどの引き出しへ移すかを決め、その内寸と荷重に収まるかを見ます。
モニターアームはVESAが合えば取り付けられる?
VESAの取り付け寸法だけでは選べません。モニターの重量・対応サイズ・机への固定条件を、それぞれ独立した項目として照合します。
サンワサプライは、モニターの取り付け部について次のように説明しています。
液晶ディスプレイの取付け部はVESA規格により75×75mm又は100×100mmに標準化されています。
出典:サンワサプライ CR-24 液晶モニタアーム(2026年9月17日確認)。
この寸法は、取り付け用のネジ穴の間隔です。画面の大きさや、支えられる重さを表す数字ではありません。モニター側の取り付け寸法が合っていても、ほかの条件を満たすかは別に読み取ります。
具体例として、CR-24は75×75mmのプレートが取り付け済みで、100×100mmの変換アダプタが付属します。総耐荷重は15kg、想定サイズは15〜24型程度で、クランプが対応する机の厚みは最大105mmです。背面のパネルなどで天板を挟めない机には取り付けできません。
出典:サンワサプライ CR-24 液晶モニタアーム(2026年9月17日確認)。
一方、100-LAC008BKは、VESAの75×75mm・100×100mmに対応し、32インチまで、スタンドを除くモニター重量1〜15kgが対象です。クランプ式で取り付けるときの天板厚は10〜50mmです。
出典:サンワダイレクト 100-LAC008BK モニターアーム(2026年9月17日確認)。
同じメーカーでも、天板厚の条件は機種ごとに違います。 CR-24の厚い天板への対応を、ほかのアームや収納用品へ移してはいけません。また、上限だけでなく下限にも目を向けます。薄い天板や軽いモニターなら選びやすい、と決めつけず、対応範囲の両端と実物を比べるのが手順です。
天板の下は、引き出しとトレーをどう選ぶ?
小物をしまう引き出しは取付面と内寸、ケーブルトレーは外寸と耐荷重から候補を絞ります。 同じ天板下の収納でも、用途が違う製品を容量だけで置き換えないようにします。
後付け引き出しは、天板の厚みさえ合えば使える?
厚みに加え、素材・天板裏・縁の形が条件になります。100-KB007の対応条件は、厚みだけを抜き出さず、次の記載をひとまとまりで読みます。
■対応デスク:天板裏に引き出し等が無いフラットな机、木製天板で厚さ15mmから40mmまでの机
●クランプは厚さ40mmまで対応します。
※取り付ける天板の淵がフラットであることをご確認下さい。
出典:サンワダイレクト 100-KB007 クランプ式引き出し(2026年9月17日確認)。
つまり、素材と厚みが合い、天板裏と縁の形も合うことが前提です。ガラス天板や、金属フレームだけを挟む位置へ、木製天板向けの条件をそのまま当てはめないようにします。取り付けたい位置を決めてから裏側を見ると、既存の引き出しなどとの重なりを見落としにくくなります。
100-KB007は、上記の木製天板・厚さ15〜40mm・天板裏に引き出し等がないフラットな机・平らな縁という取付条件で使う製品で、総耐荷重は10kgです。クランプパーツを含む外寸は約幅621×奥行304×高さ100/115mm、引き出し内寸は約幅478×奥行250×高さ48.5mmです。
出典:サンワダイレクト 100-KB007 クランプ式引き出し(2026年9月17日確認)。
ここで分けて見たいのは、取り付け部を含めた大きさと、中へ入れられる大きさです。机の下へ製品が収まっても、入れたい物の高さが内寸を超えれば用途に合いません。引き出しに収納する物を並べて測り、外寸は設置場所へ、内寸は収納物へ当てはめます。
買う前の採寸メモにも、「製品の外寸」と「引き出し内寸」を別々に書きます。寸法表の数字をひとつだけ控えると、設置できるかを見ていたつもりで収納容量を見てしまうためです。取り付ける位置と、物を出し入れする向きまで決めておくと、必要な寸法を選びやすくなります。
ケーブルトレーも小物用の引き出しと同じように選べる?
トレーは独立した収納面として、まず製品の大きさを当てはめます。クランプ固定式の200-CT009BKは、外寸が約幅80〜120×奥行10×高さ17.8cm、幅を80・100・120cmの3段階で調整でき、総耐荷重は5kgです。
出典:サンワダイレクト 200-CT009BK ケーブルトレー(2026年9月17日確認)。
配線そのものの整理は、デスク周りの配線を整理する手順と収納用品の違いにまとめています。ここで照合するのはトレーの寸法と耐荷重で、引き出しの代わりに何でも入れる収納としては選びません。
天板下へ複数の用品を取り付ける計画なら、それぞれの外寸と固定する位置を同じ図に書き込みます。引き出しだけ、トレーだけを別々に当てはめて終わらせず、同時に置いた状態で重なる部分がないかを見るためです。先に大きな物を買うより、残したい収納の役割を決めてから配置を合わせます。
側面には、何を掛けると天板を空けられる?
ノートパソコンやタブレットの保管先を作るなら、機器用ホルダーの対応サイズと荷重を照合します。 取り付ける天板の厚みと、収納する機器の厚みは別の条件です。
サイドホルダーは、どちらの厚みを測ればよい?
机と機器の両方を測ります。200-STN068BKの本体サイズは約幅280×奥行88×高さ200mmで、クランプが対応する天板厚は15〜35mm、収納する機器の重量は3kgまでです。
出典:サンワダイレクト 200-STN068BK デスクサイドホルダー(2026年9月17日確認)。
機器側の厚みは、キズ防止シートを貼る場合が30mm以下、貼らない場合が35mm以下です。どちらも重量3kgまでのノートパソコンやタブレットなどが対象で、取り付け先は厚さ15〜35mmの天板などです。
出典:サンワダイレクト 200-STN068BK デスクサイドホルダー(2026年9月17日確認)。
このような製品では、数字の横にある主語を落とさないことが重要です。「対応する厚み」とだけ書かれたメモでは、机の厚みなのか、入れる機器の厚みなのかを取り違えます。採寸結果には「天板」「機器」「シートを使う状態」を添え、商品ページの条件と対にします。
天板の上から物を移せるかを考えるときも、先に機器の置き場所を決めます。使うたびに出し入れする物なのか、保管しておく物なのかを書き出し、予定する位置から取り出せるかを見ます。側面が空いているという理由だけで、収納する対象を後から決めないのが選び方です。
ワゴンやフックも、ホルダーと一緒に比べればよい?
掛ける収納と、床に置く収納は分けて考えます。ワゴンやフックも含めて候補を広げたいときは、デスク周りや壁面の収納方法を場所別に探せるアイデア一覧が入口になります。
ホルダーの対応重量を、別のフックやワゴンに流用することはできません。候補の形を決めた後、その製品自身の外寸・収納する部分の寸法・耐荷重を拾う順番にします。見た目が似ていることと、同じ物を載せられることは切り分けます。
メーカーの例(サンワサプライ)では、仕様はどう違う?
同じ総耐荷重でも、使える場所と収納部分の上限は異なります。 次の表はサンワサプライの製品を例に、取付条件を並べたものです。用途や取り付け先の違いを見る表で、順位や性能の優劣は付けていません。
| 製品・使う面 | 耐荷重・対応重量 | 取付方法と天板条件 | 寸法・機器の条件 |
|---|---|---|---|
| 100-MR166/天板上のモニター台 | 総10kg。天板8kg、引き出し各1kg | 天板上に置く | 外寸約幅540×奥行250×高さ125mm |
| CR-24/天板の縁のアーム | 総15kg。15〜24型程度を想定 | クランプ。机厚最大105mm、天板を挟めること | VESA75×75mmプレート取付け済み、100×100mm変換アダプタ付属 |
| 100-LAC008BK/天板の縁のアーム | スタンドを除くモニター重量1〜15kg。32インチまで | クランプは天板厚10〜50mm。グロメットは横6.8cm以上・奥から3.2cm以上・穴径1〜6cm(持ち家/自分の机のみで検討) | VESA75×75mm・100×100mm |
| 100-KB007/天板下の引き出し | 総10kg | クランプ。木製天板15〜40mm、天板裏に引き出し等がないフラットな机、縁も平ら | クランプ込み外寸約幅621×奥行304×高さ100/115mm。内寸約幅478×奥行250×高さ48.5mm |
| 200-CT009BK/天板下のトレー | 総5kg | クランプ固定 | 外寸約幅80〜120×奥行10×高さ17.8cm。幅は80・100・120cmの3段階 |
| 200-STN068BK/側面のホルダー | 機器重量3kgまで | クランプ。天板厚15〜35mm | 機器の厚みはキズ防止シートあり30mm以下、なし35mm以下。ノートパソコン・タブレットなどが対象 |
出典:サンワダイレクト 100-MR166 モニター台、100-KB007 クランプ式引き出し、200-CT009BK ケーブルトレー(2026年9月17日確認)。
出典:サンワサプライ CR-24 液晶モニタアーム、サンワダイレクト 100-LAC008BK モニターアーム、200-STN068BK デスクサイドホルダー(2026年9月17日確認)。

表は、まず取り付けたい面の行だけを拾い、次に天板条件を読んでから重量へ進みます。重量の数字から選び始めると、取り付けられない製品を候補に残してしまいます。引き出しへ収納したいなら、総耐荷重の欄で止めず、引き出し自体の上限と内寸へ戻ります。
複数の収納用品を使う計画でも、それぞれの耐荷重を足して、机全体へ載せられる重さにはできません。製品が支える収納物と、机が支える物を分けて考え、机側の仕様とも照合します。上・下・側面への分散は収納場所の整理であって、机の耐荷重を増やす方法ではありません。
賃貸の備え付け机と自分の机で、何を分けて考える?
備え付け家具は穴を開けない方法から、自分の机は加工の有無も含めて検討します。 どちらも、天板の厚みや縁の状態は手元の机で測ります。「賃貸用」「クランプ式」といった分類名だけで取り付け可否を決めないことが出発点です。
買う前に、どこをどの順で測ればよい?
取り付け位置、製品が占める範囲、収納物の順に測ります。次は当サイトの整理として、条件の見落としを減らすための採寸手順です。
- 取り付ける縁を決める。 手前・側面・奥側のうち、実際に挟みたい場所を見る。壁に接する位置を候補にするなら、クランプで縁を挟めるかを先に調べる。
- その位置の天板厚と裏側を測る。 厚みの数値だけで終わらず、素材、縁の平らさ、引き出しやパネルとの重なりをメモする。
- 製品の外寸を当てはめる。 固定用パーツを含む寸法かどうかを読み、机に占める範囲を紙に描く。
- 収納物の寸法と重量を測る。 内寸に収まるか、収納する部分の荷重上限に収まるかを別々に照合する。
- 出し入れする状態を確かめる。 引き出しを使う位置、機器を取り出す方向を含め、予定した使い方ができるかを見直す。

採寸メモは、製品ごとに分けて残すと取り違えを防ぎやすくなります。同じ机へ付ける物でも、引き出しは手前、アームは奥側と、使う位置が違うためです。机を一度測って終わりにせず、候補の取付位置と対応条件を一組にします。
収納を追加した後の部屋全体の配置は、家具の外寸と使う状態から考える6畳レイアウトの手順へ進めます。収納用品の寸法が合うことと、家具を増やした部屋で使えることを分けて判断するための出口です。
グロメット式は、穴があればクランプの代わりになる?
穴の有無だけでなく、取り付けに必要な寸法が合うことが条件です。100-LAC008BKのグロメット式について、公式には次の設置条件が示されています。
横6.8cm以上、奥から3.2cm以上、穴直径1〜6cmが設置可能
出典:サンワダイレクト 100-LAC008BK モニターアーム(2026年9月17日確認)。
穴の直径だけを見て選ばず、横方向と奥からの寸法も合わせて取り付け位置と照合します。この条件を、同じ製品のクランプ式の対応厚へ置き換えて読むことはできません。固定方式が違えば、見るべき寸法も別になります。
天板の穴を使うグロメット式は、持ち家の机または自分の所有する机に限定して検討します。借りている備え付け家具へ穴を開ける選択肢にはしません。自分の机でも、グロメット式の条件と、モニター側の適合条件をそれぞれ満たすかを見てから選びます。
よくある質問
モニター台や後付け引き出しは、完成品が届きますか?
100-MR166と100-KB007は、どちらも購入者が組み立てるノックダウン組立式です。完成品を置くだけの予定にせず、届いた後に組み立てる工程を含めて設置を考えます。
出典:サンワダイレクト 100-MR166 モニター台、100-KB007 クランプ式引き出し(2026年9月17日確認)。
デスクサイドホルダーは、机の横側専用ですか?
200-STN068BKは、設置場所があれば天板の手前・横・奥側に取り付けられると案内されています。横側専用と決めつけず、製品の取付条件を満たす位置から、使う物を出し入れできる場所を選びます。
出典:サンワダイレクト 200-STN068BK デスクサイドホルダー(2026年9月17日確認)。
モニターアームの高さ表記は、画面の上端までの高さですか?
100-LAC008BKの製品サイズにある高さ約17.5〜50cmは、デスク面からブラケット中心までの寸法です。モニター上端までの高さとは測る位置が違うため、画面を含めた高さとしてそのまま使わないようにします。
出典:サンワダイレクト 100-LAC008BK モニターアーム(2026年9月17日確認)。
まとめ
天板上・天板下・側面の順に収納先を分け、移したい物と取り付ける位置を決めます。
製品ごとの天板厚・材質・形状を照合し、外寸は設置場所へ、内寸と耐荷重は収納物へ当てはめます。
備え付け家具には穴を開けない方法から検討し、合う条件の収納だけを足していきましょう。