宅配収納サービス比較(部屋に入り切らない物をどうするか)

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収納を工夫しても、部屋の容量そのものが足りないことはあります。 床置きをなくし、壁面と縦の空間を使い切っても入らない量があるなら、 部屋の外に出すという選択肢が出てきます。

このとき候補になるのが、宅配型の収納サービスと、屋内型の トランクルームです。どちらも「部屋の外に預ける」ですが、 向いている物と料金の考え方がかなり違います。

ここでは各社が公開しているプラン表をもとに、選び分けの基準を 整理しました。実際に利用した感想ではなく、公開されている料金と 仕様に基づく比較です(2026年7月時点)。

宅配型と屋内型は別の商品

宅配型と屋内型トランクルームの向いているものと注意点を比較した図解
「トランクルーム」で検索すると両方出てきますが、選ぶ基準は別です。

宅配型は、専用の箱が送られてきて、詰めて送り返すと倉庫で 保管される仕組みです。箱1つあたり月320円程度からで、 自分で倉庫に行く必要がありません。ただし箱に入る物に限られます。

屋内型トランクルームは、倉庫内の区画を借りる形です。 箱に入らない物も置けて、自分で出し入れできます。その代わり 料金はエリアと広さで変わり、実際に足を運ぶ前提になります。

狭い部屋の収納という文脈では、まず宅配型が候補になります。 入り切らない物の多くは、オフシーズンの衣類・本・書類といった 「箱に入る、当面使わない物」だからです。

月額だけで比べると間違える

宅配型の料金は、月額保管料だけを見ると安く感じます。 ただし取り出しに送料がかかる点を入れないと、実際の総額が 見えません。

サマリーポケットはボックス単位の取り出しが全国一律1,100円/個 (ラージは1,320円/個)、minikuraもBOX単位で1,100円〜です。 月額330円の箱を1回出し入れすると、その月だけで実質1,430円 になる計算です。

つまり判断軸は出し入れの頻度です。

minikuraには1年以上預けているBOXは取り出し送料が無料という 条件があります。長期保管が前提なら、この差は総額に効いてきます。

宅配型2社の比較

サマリーポケットminikura
運営株式会社サマリー寺田倉庫
月額(箱ごと管理)330円/箱(エコノミー・レギュラー)320円〜/箱(HAKOプラン)
月額(1点ずつ管理)394円/箱(スタンダード)380円〜/箱(MONOプラン)
大きい箱595円(エコノミー)/695円(スタンダード)プランにより異なる
初期費用・預け入れ送料0円0円
取り出し(箱単位)1,100円/個(ラージ1,320円)1,100円〜
取り出し(1点単位)880〜1,320円/梱包880円〜
長期割1年以上預けたBOXは取り出し送料が無料
本に強いプランブックスプラン495円(点数制限なし)ブックBOX(取り出し356円〜+35円/冊)
衣類を吊るすアパレルボックス394円クローゼットプラン660円

金額は各社が公開しているプラン表の税込表示です(2026年7月時点)。 キャンペーンや改定で変わるため、申し込み前に公式の料金ページで 確認してください。

月額の水準はほぼ同じで、差が出るのは付随する条件です。 minikuraは長期保管時の取り出し送料が無料になる一方、 サマリーポケットは本専用プランが点数制限なしで、大型アイテム (スーツケース795円、スキー・ゴルフバッグ895円)にも対応します。

写真管理は要るか

両社とも「箱ごと管理」と「1点ずつ管理」でプランが分かれます。 月額の差は50〜60円程度ですが、使い勝手はかなり違います。

1点ずつ管理(サマリーポケットのスタンダード、minikuraのMONO)は、 預けた物を1点ずつ撮影してくれるので、アプリで中身を確認できます。 何を預けたか忘れやすい物、1点だけ取り出したい物に向きます。

箱ごと管理(エコノミー、HAKO)は撮影がありません。その代わり 安く、箱単位で出す前提の物に向きます。エコノミープランは 「人に見られたくないものの保管にも」と案内されており、 撮影されないこと自体が理由になる場合もあります。

判断としては、1点だけ取り出す可能性があるかどうかで分けるのが 分かりやすいと思います。オフシーズンの衣類を丸ごと入れ替えるなら 箱ごと管理で足り、本や資料から特定の1冊を出したいなら1点管理が 向きます。

屋内型トランクルームが向くケース

宅配型で解決しないのは、次のような場合です。

箱に入らない物がある スーツケース、季節家電、アウトドア用品、季節タイヤ。 宅配型にも大型プランはありますが、点数が増えると屋内型のほうが 合理的になります。

時々出し入れする 取り出しに1回1,100円かかる宅配型と違い、屋内型は自分で 行けば追加費用がかかりません。年に何度も触る物は屋内型です。

ハローストレージのような屋内型は、料金がエリアと広さで変わる ため一律の料金表がありません。比較するには物件を検索して、 自宅からの距離と合わせて見る必要があります。屋外型(コンテナ)と 屋内型(空調・セキュリティあり)で条件も変わります。

物件によって空調の有無・営業時間・搬入経路が違うため、料金だけで 決められません。まずは住んでいるエリアで候補があるかを見て、 広さと自宅からの距離で絞るのが現実的です。

【掲載物件数No.1】トランクルームの「ハローストレージ」

賃貸の狭い部屋という文脈では、まず宅配型で足りるかを考え、 箱に入らない物が複数あるなら屋内型を検討する、という順序が 現実的だと思います。

よくある質問

カビや湿気は大丈夫ですか 宅配型は倉庫で保管されるため、押入れやクローゼットより 環境が安定しているとされています。ただし預ける前に 濡れた物・食品を入れないなど、各社の禁止品と注意事項を 確認しておく必要があります。

最低いくらから始められますか 両社とも初期費用と預け入れ送料が0円で、箱1つの月額から 始められます。サマリーポケットは「エコノミーのレギュラー 3箱で月990円」という案内をしています。ただし取り出しには 別途送料がかかる点を含めて考えてください。

預けた物はすぐ戻ってきますか 即日ではありません。申し込みから配送に日数がかかるため、 「明日着たい服」を預けるのは向きません。宅配型は 当面使わない物を前提にした仕組みです。

まとめ

部屋の外に出す選択肢は、箱に入るかどうか出し入れの頻度で 決まります。

箱に入って当面使わない物なら宅配型で、月320〜394円程度から 始められます。ただし取り出しに1回1,100円前後かかるので、 月額の安さだけで選ぶと総額を見誤ります。長期保管が前提なら、 minikuraの「1年以上で取り出し送料無料」という条件が効いてきます。

箱に入らない物が複数あるか、年に何度も出し入れするなら 屋内型トランクルームです。こちらは料金がエリア次第なので、 自宅からの距離とセットで物件を探すことになります。

部屋の中でできる工夫を先に試したい場合は、 狭い部屋の収納アイデア30選で 場所別にまとめています。外に出すのは、そこで入り切らなかった 分に絞るのが無駄がありません。